フランスのこと、本のこと、etc. 思い付くままに。


by monsieurk
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 巨大地震と大津波がこの国を襲い、呆然として日々を過していた4月初め、未知の方から一通の手紙が届きました。差出人は吉田真也氏で、出版業界も大きな影響をうけている最中に、個人で出版社「吉田書店」を立ち上げた。ついてはかつて筑摩新書の一冊として出版された『エリートのつくり方――グラン・ゼコールの社会学』の改訂版を出すことが出来ないかという趣旨の内容でした。
 この本は1996年1月に出版したもので、フランスの高等教育の実態を書いたものが少なかったこともあって、刊行当時は書評などでも取り上げられましたが、その後は改版することなく15年がすぎました。この間、フランスの教育事情にも多くの変化があり、加筆、修正をして改訂版を出すことが出来るのは、著者として願ってもないことでした。
 さっそく筑摩書房に連絡をとると、吉田書店から改訂版を出すことを快く認めてくださいました。まことに有難いことでした。改訂版の原稿は6月半ばに書き終え、出発前日の明日、ゲラが組み上がります。フランスでゲラに手を入れる予定です。
 大震災では大学入試も大きな影響をうけました。直前に行われた大学入学試験では、携帯電話を使ったカンニングが起こり大きな事件となりました。いまでは何か遠い出来事のように思えますが、今回は日本の大学入試のあり方と大分違うフランスの大学入試を取り上げようと思います。
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# by monsieurk | 2011-06-26 15:53 | フランス(教育) | Trackback | Comments(0)

ナポレオンと漢詩

 今回は、フランスへ向う前の埋め草に、ナポレオンが日本の漢詩に詠まれていた事実をご紹介したい。 
 フランスではナポレオン・ボナパルトの名前を知らない人はいないし、歴史上の人物のなかでも、世界中で知名度調査をすれば、上位にランクされるに相違ありません。
 2004年12月4日は、ナポレオンがパリのノートルダム大聖堂で皇帝となる戴冠式を行って200年目に当り、ルーヴル美術館にある戴冠式の模様を描いたダヴィッドの大作の前は、連日黒山の人でした。こうした光景はいまも変りません。
 この戴冠式にはローマ法王ピウス七世も臨席し、金の月桂樹を頭に頂くナポレオンが、自らの手でジョゼフィーヌ王妃に冠を被せようとする姿が描かれています。皇帝となったナポレオンのもとでフランスは版図をヨーロッパに広げますが、やがて1812年のロシア遠征と敗北をきっかけに、ナポレオンの天下は翳りをみせ、1814年4月6日にはついに退位。有名な百日天下のあと、大西洋の孤島セント・ヘレナに流され、死去したのは1821年のことでした。
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# by monsieurk | 2011-06-25 22:02 | フランス(歴史) | Trackback | Comments(0)

出発前に

 今回のフランス旅行の目的の一つは、写真のVenceという街に滞在して、ここにあるMatisseが建てた小さな教会堂と、ここから5キロほどにある Saint Paul de Venceという丘の上にある街を訪ねることです。Saint Paul de Venceは今度評伝を書いたJacques Prevertがよく滞在したところで、ここではイヴ・モンタンとシモーヌ・シニョレが出会い、プレヴェールの立会いで結婚式をあげました。かつて、ここでイヴ・モンタンにインタビューしたこともあります。彼がやっていたカフェも存在します。
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# by monsieurk | 2011-06-24 19:30 | フランス(旅行) | Trackback | Comments(0)