人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ムッシュKの日々の便り

monsieurk.exblog.jp ブログトップ

『歌の塔』

 以前のブログで予告したように、フランスの国民的詩人ジャック・プレヴェールの訳詩集『歌の塔』(Tour de Chant)が、出版社「未知谷」から刊行された。とはいえ11月22日に成田を発ってフランスへ来たため、まだ本の実物は手にしていない。
 『思い出しておくれ、幸せだった日々を 評伝ジャック・プレヴェール』(2010年、左右社)でも紹介したが、1953年に刊行された『歌の塔』は、「かつて」という序詩を含めた15篇の詩に、クリスチアーヌ・ヴェルジェが曲をつけ、ファビアン・ロリスが6点のイラストをつけた豪華詩集で、この訳詩集では、ヴェルジェの自筆の楽譜とロリスのイラストもそのまま載せている。下の写真は出版社から送られてきた表紙のイメージで、フランス語の原本の表紙を忠実に再現したものである。月末には書店に並ぶはずなので、ぜひ手にとってみていただきたい。エスプリに溢れるプレヴェールの詩を上手く訳せたとひそかに自負しているのだが。
 今回は、成田からオランダのアムステルダム・スキポール(オランダ語ではスピップホル)空港を経由して、南フランスのトゥールーズへ来たが、乗り継ぎ時間も1時間半とスムースで快適な旅だった。スキポール空港はヨーロッパ1、2を誇るハブ空港で、各国各地と結ばれていて、発着便も多く乗降客は膨大だが、旅行に必要なすべての施設が一つのターミナル・ビルのなかで完結していて、出発、到着、乗り継ぎが歩いて行けるように設計されている。各ゲートを結ぶ通路の両側には店が並び、買い物や乗り継ぎ時間をすごす施設も充実していて利用しやすい。今回のトゥールース行きの゙乗り継ぎ便も定刻に出発、荷物も無事に届き快適な旅であった。これから3週間ほど、フランス便りをお届けしたい。 

『歌の塔』_d0238372_1448239.jpg

by monsieurk | 2013-11-24 22:30 |
line

フランスのこと、本のこと、etc. 思い付くままに。


by monsieurk
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31