お昼の食卓
滞在第一日目、土曜日の昼食をすませたとろで、テーブルの上を写真に撮って紹介しよう。生ハム、ブーダン(豚の血と脂身で作った腸詰)、ジャンボノ(豚のすね肉のハム、外側をパン粉で包んである)、ロモ(スペイン産の豚肉のハム)、それに生野菜のサラダ。これは持参した胡麻だれのソースで和えてある。それにバゲット。
チーズは、サン・ヘリシヤン、カマンベール(いずれも牛のチーズ)、エメンタール(穴のあいた硬めのチーズ)、橙色をしたこれも硬めのミモレットの4種類。デザートは、スペイン産のミカン、洋梨、リンゴなどの果物である。
ブドー酒は21日に解禁されたボジョレ・ヌヴォー。これにも幾つも種類があるが、飲んだのはSaint-Jean-d'Adièresで瓶詰されたものである。ボジョレ・ヌヴォーは日本でも一時ほどではないにしても、解禁日の11月第2木曜日を愛飲家は待ち受けている。今年は出発前日の21日が解禁日で、デパートへ行ってみると、酒の売り場には大勢の人が行列をつくっていた。普段はボジョレ・ヌヴォーを飲む習慣はないのだが、今年は解禁二日目に飲むことになった。今年の出来は上々で、すっきりとして飲みやすく、旬を味わうことができた。
外は正午現在摂氏5度。トゥールーズはこのところ雨続きで、日本と同様に秋が短く冬の到来が早いとのことである。山荘のあるピレネー山中のマサットは、昨夜25センチの降雪があったという。